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鳥打帽
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ハンチング
ふりがな文庫
“
鳥打帽
(
ハンチング
)” の例文
「それではお前に尋ねるが、リンネルの背広に
鳥打帽
(
ハンチング
)
を冠むり、支那竹の
杖
(
ケン
)
を携えた三十七八の紳士が今日、お前の所へ来られた筈だが?」
闘牛
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
其処
(
そこ
)
で、大きな
鳥打帽
(
ハンチング
)
を
冠
(
かぶ
)
った背広服に仕事着の技師らしい男に
行逢
(
ゆきあ
)
うと、喬介は
早速
(
さっそく
)
その男を
捕
(
とら
)
えて切り出した。
カンカン虫殺人事件
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
先刻
(
さっき
)
から、森のうしろへはいったり、
社
(
やしろ
)
の絵馬を仰向いたりしていた洋服屋の職人みたいな
鳥打帽
(
ハンチング
)
が、その
廂
(
ひさし
)
へ、ちょっと手をかけながら、彼女の前へ
屈
(
かが
)
みこんで来て——
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかしきょうの愚連隊たちは、みんな
瀟洒
(
しょうしゃ
)
な背広服を着こんで、また新しい
鳥打帽
(
ハンチング
)
とネクタイと鳴皮の靴まではきこんで、どこの若紳士のお揃いかと思われるような風采だった。
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
帽
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
“鳥打帽”で始まる語句
鳥打帽子