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鰈
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がれい
ふりがな文庫
“
鰈
(
がれい
)” の例文
真っ暗な床の上に、
乾
(
ほ
)
し
鰈
(
がれい
)
のように、俯ッ
伏
(
ぷ
)
していた郁次郎は、悪夢からさめたように、ふと、頭だけをもたげた。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうかと思う、
兆
(
しるし
)
を見せて下すった、天道様の
思召
(
おぼしめし
)
じゃ、まんざら、熱海を海になすって、八兵衛
鯛
(
だい
)
、理右衛門
鰈
(
がれい
)
、鉄蔵
鰒
(
ふぐ
)
、正助
章魚
(
だこ
)
なんぞに、こちとらを遊ばそうというわけでもあるまい。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
病人は、
干
(
ほ
)
し
鰈
(
がれい
)
のように平たくなって、
昏睡
(
こんすい
)
していた。枕元には、
煎
(
せん
)
じ
薬
(
ぐすり
)
も見えない。うす寒い空気と壁があるだけで、台所にも、一粒の米粒すらなさそうである。
治郎吉格子
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“鰈(カレイ)”の解説
カレイ(鰈)は、カレイ目カレイ科に分類される魚類の総称である。
(出典:Wikipedia)
鰈
漢検1級
部首:⿂
20画
“鰈”を含む語句
干鰈
柳鰈
小鰈
石鰈
篠鰈
若狭鰈
若狹鰈
鰈魚