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鯨鬚
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くじらひげ
ふりがな文庫
“
鯨鬚
(
くじらひげ
)” の例文
隅々まで舞台
栄
(
ば
)
えばかりを主眼にしてありまして、利き処利き処には無闇と針金や
鯨鬚
(
くじらひげ
)
や
鉛玉
(
なまり
)
なんぞを使ってあるのですが、それでいてスッキリと
押絵の奇蹟
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
彼の女の青い
瞳
(
ひとみ
)
は海よりも廣く深く、
眼瞼
(
まぶた
)
の
縁
(
ふち
)
に
生
(
は
)
え揃った
睫毛
(
まつげ
)
は
鯨鬚
(
くじらひげ
)
よりも長く、その周囲には鉛筆の
粉
(
こ
)
に似た黒い物で、月の
暈
(
かさ
)
のような
隈取
(
くまど
)
りが施されて居る。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“鯨鬚(鯨ひげ)”の解説
鯨ひげ(くじらひげ、鯨鬚)とは、ヒゲクジラ亜目の動物の上顎部に見られる、繊維が板状となった器官である。ひげ板とも言う。口腔内の皮膚がヒゲクジラ類で独自に変化したもので、髭や毛とは由来が異なる。濾過摂食のためのフィルターとしての役割を持つ。弾力性などに優れることから、プラスチックなどの普及以前には各種工業素材に利用され、捕鯨の重要な目的にもなった。
(出典:Wikipedia)
鯨
常用漢字
中学
部首:⿂
19画
鬚
漢検1級
部首:⾽
22画
“鯨”で始まる語句
鯨
鯨波
鯨幕
鯨油
鯨飲
鯨骨
鯨狼
鯨音
鯨船
鯨鱷