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鬼窟裡
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きくつり
ふりがな文庫
“
鬼窟裡
(
きくつり
)” の例文
或は多少の危険さへ
冒
(
をか
)
せば、談林風の
鬼窟裡
(
きくつり
)
に
堕在
(
だざい
)
してゐた芭蕉の天才を
開眼
(
かいげん
)
したものは、海彼岸の文学であるとも云はれるかも知れない。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ブウシエを
哂
(
わら
)
つて俗漢と
做
(
な
)
す。
豈
(
あに
)
敢
(
あへ
)
て難しとせんや。
遮莫
(
さもあらばあれ
)
千年の
後
(
のち
)
、天下
靡然
(
びぜん
)
としてブウシエの
見
(
けん
)
に
赴
(
おもむ
)
く事無しと云ふ可らず。
白眼
(
はくがん
)
当世に
傲
(
おご
)
り、
長嘯
(
ちやうせう
)
後代を待つ、
亦
(
また
)
是
(
これ
)
鬼窟裡
(
きくつり
)
の生計のみ。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
窟
常用漢字
中学
部首:⽳
13画
裡
漢検準1級
部首:⾐
12画
“鬼窟”で始まる語句
鬼窟裏
鬼窟