“鬚男”の読み方と例文
読み方割合
ひげおとこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どちらも大森署の巡査であるが、一人は猪村(いむら)といって丸々したイガ栗頭。大兵(たいひょう)肥満の鬚男(ひげおとこ)で、制服が張千切(はちき)れそうに見える故参(こさん)格である。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ここに桑盛次郎右衛門(くわもりじろうえもん)とて、隣町の裕福な質屋の若旦那(わかだんな)、醜男(ぶおとこ)ではないけれども、鼻が大きく目尻(めじり)の垂れ下った何のへんてつも無い律儀(りちぎ)そうな鬚男(ひげおとこ)
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
六尺豊かの筋骨逞(たくま)しい鬚男(ひげおとこ)で、髪は結髪(けっぱつ)にした上から、手拭で頬かむりをし、眼先なかなかものすごく、小刀を前半(まえはん)にし、大刀を後ろの柳の木へ、戸板を結びつけたしきりへ立てかけて置いて
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)