馬数うまかず)” の例文
夜明けがたの院ノ庄は、きのう以上な馬数うまかずや兵で埋まっていた。船坂に殿軍しんがりした千葉ノ介の一隊も今暁、ひきあげて来たものらしい。その上
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すぐ悔いを覚えたものの——『これほどな馬数うまかずにも、あれにまさるは見うけません。容貌かおだちひとみ尾長おながなど、名馬のそうを、ことごとくそなえたものです』