馬士唄まごうた)” の例文
としおそしと待居たり然るにあけ寅刻頃なゝつごろとも思ふ頃はるかに聞ゆる驛路えきろすゞ馬士唄まごうたこゑ高々たか/″\と來掛る挑灯てうちん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
己が詰らねえ馬子唄アやったり麦搗唄むぎつきうたう云うもんだって唄って相手をすると、面白がって、それえ己がに教えてくれろなどと云ってなア、妙に馬士唄まごうたを覚えるだ、三味線さみせん弾いて踊りを踊るなア
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)