首里しゅり)” の例文
首里しゅりの仕事を筆頭に、八重山の白絣しろがすり宮古みやこ紺絣こんがすり、それに久米島くめじまの久米つむぎなど、実は百花の美を競う有様であります。
沖縄の思い出 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
首里しゅりからすぐ近い別荘の前の海で、手ずからすくられたものばかりというのに、名も附けきれないほどの何百という種類で、形よりも色と斑紋はんもんの変化が目ざましく
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それに那覇なはの港から遠くない首里しゅりの都は王城のあった所で、歴史は古く人文の跡が豊かに残されているのです。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
日本では首里しゅり那覇なはを中心点と見ることに決めてしまったので、東海岸の文化や言葉は後になって変化したのだと考えている。けれども私は最初からの違いが証明できると思う。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
だが外来の手法や紋様の模倣に終らず、琉球独自の美しさを示した。ただに主府首里しゅりを中心としてのみならず、八重山やえやま群島や、宮古みやこ群島においても同じ発達を見た。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
尚王しょうおうが城を構えたのは首里しゅりで、その近くの那覇なはは国の港でありました。外とのが不便でありましたから、凡てのものをこの国で作らねばならなかったでありましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
おそらく女の着物としては世界で最も美しい例の一つに挙げられるでありましょう。わざの方から見ましても、よくもこうまで発達したものと思います。仕事が一番さかんであったのは首里しゅりでありました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)