トップ
>
館主
>
たてぬし
ふりがな文庫
“
館主
(
たてぬし
)” の例文
柴田郡船岡で四千百八十石の
館主
(
たてぬし
)
かしらぬが、伊達の家臣ということではきさまと同格だぞ、なんのためにそう自分を卑下するんだ
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「さよう、
桃生郡
(
ものおごおり
)
小野の
館主
(
たてぬし
)
、伊東新左衛門の義理の弟だ、正確にいえば新左衛門の妻がおれの姉というわけさ、わかったかね」
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
片倉小十郎(景長)は、
刈田
(
かった
)
郡白石城、一万七千石あまりの
館主
(
たてぬし
)
で、家格は「一家」に属し、小石川堀普請の奉行を勤めている。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
また分封とは所領の内から適当な高を分けて、それに相当した家来を持って、生涯独立の
館主
(
たてぬし
)
となることだと説明した。
菊千代抄
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そして
亘理
(
わたり
)
郡亘理の
館主
(
たてぬし
)
で、故政宗の第九子に当る
安房宗実
(
あわむねざね
)
の二男、
刑部
(
ぎょうぶ
)
宗定がよろしかろう、という案を出して来た。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
彼は黒川郡吉岡、六千石の
館主
(
たてぬし
)
で、そこは仙台領のうちもっとも
肥沃
(
ひよく
)
の地であり、したがって勝手向きも豊かであった。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
黒川郡吉岡、六千石の
館主
(
たてぬし
)
であり、かつては江戸で筆頭国老を勤めたこともあるが、いまはただ因業な、小金持の隠居というふうにしかみえなかった。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
……八千石の
館主
(
たてぬし
)
ではあるが任官しないので、公式には最小限の義務しかなく、家臣も江戸と中山の領地を合わせて、せいぜい四十人を出入りするくらいのものだった。
菊千代抄
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「おまえ」とやがて七十郎が訊いた、「船岡だとすると、
館主
(
たてぬし
)
の原田を知っているか」
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「貴方さまもですか」と一玄が訊き返した、「船岡の
館主
(
たてぬし
)
である、原田の殿もですか」
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
原田は古くから
宿老
(
しゅくろう
)
の家柄であり、伊達家では一、二の臣といわれて来た。政宗が仙台に移ったとき、原田家も柴田郡船岡へ替り、以来、百年ちかいあいだ、
館主
(
たてぬし
)
として船岡を領していた。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「船岡の
館主
(
たてぬし
)
で、原田甲斐
宗輔
(
むねすけ
)
という方です、いつか話しましたわ」
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
館
常用漢字
小3
部首:⾷
16画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“館”で始まる語句
館
館山
館林
館内
館柳湾
館陶
館様
館址
館山寺
館松縫助