“桃生郡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ものおごおり50.0%
ものうごおり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さよう、桃生郡ものおごおり小野の館主たてぬし、伊東新左衛門の義理の弟だ、正確にいえば新左衛門の妻がおれの姉というわけさ、わかったかね」
ところが、涌谷のほうでは逆に、こちらで地境を侵していると云いだし、桃生郡ものおごおり深谷と、遠田郡の小里村、また登米郡の赤生津あこうづの三カ所について、こちらの不法を挙げて来た、と式部は云った。
幹太郎の生国は陸前りくぜんのくに桃生郡ものうごおりで、伊達家だてけの領分に属してるのが好都合であった。
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)