飾窓ショー・ウィンドー)” の例文
その飾窓ショー・ウィンドーそばには、二人連の変な男が、肩と肩とを並べて身動きもせず、こっちをジーッとにらんでいるのが見えた。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
犯人は前から計画していたものらしく、人気ひとけのない早朝を選び、飾窓ショー・ウィンドーに近づくと、イキナリ小脇にかかえていたハトロン紙包しづつみ煉瓦れんがをふりあげ、飾窓ショー・ウィンドー目がけて投げつけた。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
銀座の花村貴金属店の飾窓ショー・ウィンドーをガチャーンとこわす覆面の怪漢が浮ぶ。九万円の金塊きんかい小脇こわきかかえて走ってゆくうちに、覆面がパラリと落ちて、その上から現れたのは赤ブイの仙太の赤づらだ。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)