飴売土平あめうりどへい)” の例文
その夕月ゆうづきひかりしたに、おのがあわかげみながら、言葉ことばのあやも面白おもしろおかしく、いつおどりつ来懸きかかったのは、この春頃はるごろから江戸中えどじゅうを、くまなくあるまわっている飴売土平あめうりどへい。まだ三十にはならないであろう。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)