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食通
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しょくつう
ふりがな文庫
“
食通
(
しょくつう
)” の例文
食通
(
しょくつう
)
間では、ごりの茶漬けを茶漬けの王者と称して
珍重
(
ちんちょう
)
している。しかし、食べてみようと思えば、
大
(
たい
)
してぜいたくなものではない。
京都のごりの茶漬け
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
牛の
脊髄
(
せきずい
)
のスープと
云
(
い
)
ったような
食通
(
しょくつう
)
を
無上
(
むじょう
)
に喜ばせる
洒落
(
しゃれ
)
た種類の料理を食べさせる一流の料理店から
葱
(
ねぎ
)
のスープを食べさせる安料理屋に至るまで、巴里の料理は値段相当のうまさを持っている。
異国食餌抄
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
こんなえびは誰の目にも無論見事だし、一尾ずつで上等のてんぷら種になる材料だから、よほど経験のある
食通
(
しょくつう
)
でなければ、やってのける度胸は出まい。
車蝦の茶漬け
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
しかし、これにもまたいろいろ長短があり
一概
(
いちがい
)
にはいえぬが、実はこれを
見破
(
みや
)
ぶるほどの
食通
(
しょくつう
)
もいないので、商売
繁昌
(
はんじょう
)
、客にも
判
(
わか
)
る人はきわめて少ない。
握り寿司の名人
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
京都
辺
(
あたり
)
では引き出しこぶといって、なべの一方からこぶを湯に入れて、底をくぐらして、一方から引き上げる、こうしたやり方をしていますが、これでありますと、どんなやかましい
食通
(
しょくつう
)
でも満足し
日本料理の基礎観念
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
“食通”の解説
食通(しょくつう)とは、料理の味や料理の知識について詳しいこと。またそれを詳しく知っている人物のことである。
フランス語を用いてグルメ (gourmet) ともいわれる。
(出典:Wikipedia)
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“食通”で始まる語句
食通客
食通振