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顫声
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ふるえごえ
ふりがな文庫
“
顫声
(
ふるえごえ
)” の例文
旧字:
顫聲
私の背後で彼女が少し
顫声
(
ふるえごえ
)
で言った。「御免なさいね。……だけど、いま一寸の間だけだわ。……こんな気持、じきに直るわ……」
風立ちぬ
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
『
私
(
わたくし
)
はもう
落胆
(
がっかり
)
してしまいましたよ、
君
(
きみ
)
。』と、
彼
(
かれ
)
は
顫声
(
ふるえごえ
)
して、
冷汗
(
ひやあせ
)
を
拭
(
ふ
)
きながら。『
全
(
まった
)
く
落胆
(
がっかり
)
してしまいました。』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
母も夜時々眼をさましてみると、民子はいつでも、すくすく泣いている声がしていたというので、今度は母が非常に立腹して、お増と民子と二人呼んで母が
顫声
(
ふるえごえ
)
になって云うには
野菊の墓
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
顫
漢検1級
部首:⾴
22画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“顫”で始まる語句
顫
顫動
顫音
顫律
顫慄
顫上
顫震音
顫出
顫着
顫聲