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顛倒
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ひつくりかへ
ふりがな文庫
“
顛倒
(
ひつくりかへ
)” の例文
グート
息
(
いき
)
をも
継
(
つ
)
かずに
飲
(
の
)
むと、ゴロ/\/\と
喉
(
のど
)
へ
詰
(
つ
)
まつたからウーム、バターリと
仰向
(
あふむけ
)
さまに
顛倒
(
ひつくりかへ
)
つて
了
(
しま
)
ふ。
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その気抜のした、そして譬へて云つて見ると、石や金でこしらへた彫像の目の様な目と、粗相な
沢
(
つや
)
のない顔附を見たリツプは、
心
(
しん
)
の臓が胸の中で
顛倒
(
ひつくりかへ
)
つて、膝は
緊
(
しまり
)
がなくなりました。
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
両手に提げるより
幾何
(
いくら
)
か
優
(
まし
)
だが、使ひ馴れぬ肩と腰が思ふ様に言ふ事を聴いてくれぬ。天秤棒に肩を入れ、
曳
(
えい
)
やつと立てば、腰がフラ/\する。膝はぎくりと折れさうに
体
(
からだ
)
は
顛倒
(
ひつくりかへ
)
りさうになる。
水汲み
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
物の評価の
顛倒
(
ひつくりかへ
)
るのは面白い。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
顛
漢検準1級
部首:⾴
19画
倒
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
“顛倒”で始まる語句
顛倒上下
顛倒夢想
顛倒淋漓
顛倒狼狽
顛倒衆生