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顔附
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かおつき
ふりがな文庫
“
顔附
(
かおつき
)” の例文
旧字:
顏附
私は、この尤もらしい
顔附
(
かおつき
)
が切ない。こう書いてしまうと、これだけの尤もらしさになってしまう、表現のみじめさが切なく、馬鹿馬鹿しいのだ。
二十七歳
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
ただハインツェルマン氏だけは、無味な事務的な
顔附
(
かおつき
)
で、さらに弾き始める合図を待っていた。彼はクナアク先生の効果に対しては、もう無感覚になっているのである。
トニオ・クレエゲル
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
エルリングが肩の上には、例の烏が止まって今己が出し抜けに来た
詫
(
わび
)
を云うのを、真面目な
顔附
(
かおつき
)
で聞いていたが、エルリングが座を
起
(
た
)
ったので、鳥は部屋の隅へ飛んで行った。
冬の王
(新字新仮名)
/
ハンス・ランド
(著)
それともロシアの旅館や料亭で一般に呼ばれているように
給仕
(
ポロウォイ
)
というか、とにかく、おっそろしくてきぱきして、あまりせわしなく動きまわるので一体どんな
顔附
(
かおつき
)
をしているのか
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
神崎分団長は、心配の眉をひそめ、途方にくれたという
顔附
(
かおつき
)
で鉄造の方を見た。
空襲警報
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“顔”で始まる語句
顔
顔色
顔容
顔馴染
顔付
顔貌
顔立
顔面
顔触
顔料