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頓挫
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しくじ
ふりがな文庫
“
頓挫
(
しくじ
)” の例文
笹村はちょっとした女の言い草に、自分の気持を
頓挫
(
しくじ
)
ると、しばらく
萎
(
な
)
やされていた女に対する
劇
(
はげ
)
しい
憎悪
(
ぞうお
)
の念が、一時にむくむく
活
(
い
)
き
復
(
かえ
)
って来た。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
笹村は学校を
罷
(
や
)
めて、検束のない放浪生活をしていた
二十
(
はたち
)
時分に、ふとしたことから負わされた小さな傷以来、体中に波うっていた若い血がにわかに
頓挫
(
しくじ
)
ったような気が、始終していた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“頓挫”の意味
《名詞》
頓挫(とんざ)
計画などが行き詰まって進展しなくなること。途中で挫けること。
(出典:Wiktionary)
頓
常用漢字
中学
部首:⾴
13画
挫
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“頓”で始まる語句
頓
頓着
頓狂
頓死
頓馬
頓首
頓智
頓興
頓著
頓服