頑陋がんろう)” の例文
されども歌人皆頑陋がんろう褊狭へんきょうにして古習を破るあたわず、古人の用いきたりし普通の材料題目の中にてやや変化を試みしのみ。
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
問『人類の無智と頑陋がんろうとの為めに、啓蒙事業は幾回か失敗の歴史を遺して居る。今回も又そのわだちをふまぬか?』
持豊は即ち薙髪ちはつして宗全と云う。性、剛腹頑陋がんろう、面長く顔赤き故を以て、世人これを赤入道と呼んだ。
応仁の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)