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鞍馬石
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くらまいし
ふりがな文庫
“
鞍馬石
(
くらまいし
)” の例文
青苔
(
あをごけ
)
の美しく
蒸
(
む
)
した、雨落のところに据ゑた、
擬
(
まが
)
い物ながら大きい
鞍馬石
(
くらまいし
)
の根に、ポカリと小さい穴があいてゐるのです。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一巡
(
ひとまわり
)
して来て、蹂口に据えてある、大きい
鞍馬石
(
くらまいし
)
の上に立ち留まって、純一が「
午
(
ひる
)
から越して来ても
好
(
い
)
いのですか」と云うと、蹲の
傍
(
そば
)
の
苔
(
こけ
)
にまじっている、小さい草を
撮
(
つま
)
んで抜いていた婆あさんが
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「奧樣は、御氣性がすぐれていらつしやいますので、夜中でも必ず外の
手洗鉢
(
てうづばち
)
でお手を清められます。雨戸を一枚開けてあげますと、
鞍馬石
(
くらまいし
)
の手洗鉢から、御自分で水をおくみになつて——」
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
少し離れた
鞍馬石
(
くらまいし
)
の巨大な
沓脱
(
くつぬぎ
)
の外、小さい
庇
(
ひさし
)
の雨落に添って、これも生湿りの土の上に、明らかな凹んだ跡は、坊主頭というよりは、むしろ尻餅を突いた跡か、肩のあたりを打った跡でしょう。
銭形平次捕物控:245 春宵
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
鞍
漢検準1級
部首:⾰
15画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“鞍馬”で始まる語句
鞍馬
鞍馬山
鞍馬寺
鞍馬口
鞍馬詣
鞍馬天狗
鞍馬山霊