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革砥
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かはど
ふりがな文庫
“
革砥
(
かはど
)” の例文
「あれはね、
自働革砥
(
オートストロツプ
)
の音だ。毎朝髭を
剃
(
そ
)
るんでね、安全髮剃を
革砥
(
かはど
)
へ掛けて
磨
(
と
)
ぐのだよ。今でも
遣
(
や
)
つてる。嘘だと思ふなら來て御覽」
変な音
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
段々聞いてみると、○○さんと云ふ患者は、ひどく其
革砥
(
かはど
)
の音を氣にして、あれは何の音だ何の音だと看護婦に質問したのださうである。
変な音
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
自分は
默然
(
もくねん
)
としてわが
室
(
へや
)
に歸つた。さうして
胡瓜
(
きうり
)
の音で
他
(
ひと
)
を
焦
(
じ
)
らして死んだ男と、
革砥
(
かはど
)
の音を羨ましがらせて
快
(
よ
)
くなつた人との相違を心の中で思ひ比べた。
変な音
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“革砥”の解説
革砥(かわと、en: strop)とは、剃刀やナイフなどの刃物の研磨やその仕上げに使われる、表面を滑らかにした細長い帯状の革、あるいは革を細長い長方形の板に貼り付けたものである。なお、英語での"strop"は革を使ったものに限定されず、布砥やペーストを塗って刃物の研磨に使うバルサ材なども包括している。
(出典:Wikipedia)
革
常用漢字
小6
部首:⾰
9画
砥
漢検準1級
部首:⽯
10画
“革”で始まる語句
革
革鞄
革紐
革包
革足袋
革鞭
革命
革嚢
革帯
革胴