“青晒”の読み方と例文
読み方割合
あおざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頬は削り落したようにやつれて、青晒あおざめて、眼ばかり、怪しく、狂わしく、気味悪く、じっと坐ってランプの火影を見詰みつめていた。
凍える女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
……突如として自分の前に立ちふさがったものは、顔色の青晒あおざめている女の姿! ぎょっとして見上げると頭髪かみのけは顔に乱れていて、物もいわんで、自分を捕えたままひややかにけらけらと笑い
稚子ヶ淵 (新字新仮名) / 小川未明(著)