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青天井
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あおてんじょう
ふりがな文庫
“
青天井
(
あおてんじょう
)” の例文
それでも入らぬよりましと笑って、
我慢
(
がまん
)
して入った。夏になってから外で立てた。
井
(
いど
)
も近くなったので、水は日毎に新にした。
青天井
(
あおてんじょう
)
の下の風呂は全く
爽々
(
せいせい
)
して好い。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
きょうもおんなじ
青天井
(
あおてんじょう
)
だよ。道のほとりに
鞄
(
かばん
)
を拡げて。スカラカ、チャカポコ外聞晒す。
曰
(
いわ
)
く因縁、故事、来歴をば。たたく木魚に尋ねてみたら……スカラカ、チャカポコ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
双方の最初のごあいさつの
交換
(
こうかん
)
だけは、この
青天井
(
あおてんじょう
)
の下でお願いしたいと思います。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
かごにのって
青天井
(
あおてんじょう
)
のすすはきしにお月さまより高くのぼるおばあさん、おくつの中に子供をどっさりいれてしまつにこまるおばあさん、
挽割麦
(
ひきわりむぎ
)
を
三斤
(
さんぎん
)
ぬすんでお菓子をこさえる王さまや
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
わたしたちはどうせ、どこかただでとまる
青天井
(
あおてんじょう
)
の下を見つけさえすればいいのだから、なにより、あしたの食べ物を買う
銭
(
ぜに
)
をいくらかでももうけることが、さし当たっての問題であった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
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時候
(
じこう
)
はよし、
暖
(
あたた
)
かい、いい天気であった。だから
青天井
(
あおてんじょう
)
の下にねむることはさしてむずかしいことではなかった。ただこのへんに悪いおおかみでもいるようなら、それをさけるようにすればよかった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
“青天井”の意味
《名詞》
青天井(青・天井 あおてんじょう)
青空をしゃれて言う語。
(天井がないことから)定住するところがないこと。
相場や賭け事、予算編成などにおいて、投資額や賭け金などの支出に制限を設けないこと。また相場などが限りなく値上がりし続けていくこと。
(出典:Wiktionary)
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
井
常用漢字
小4
部首:⼆
4画
“青天”で始まる語句
青天
青天白日
青天鵞絨
青天霹靂
青天白日旗