たましひ)” の例文
新字:
妾が身を生けんも殺さんも、唯だおん身のめいのまゝなり。夫人はひしと我身を抱けり。一道の猛火みやうくわは夫人の朱唇より出でゝ、我血に、我心に、我たましひに燃えひろごりたり。彼時速し、此時遲し。
ある夜はわれとわがたましひの姿にも驚かされたことがある。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
青い赤い無數むすうたましひの落ちかかる夜。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
かげも、たましひもたんぽぽに。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)