トップ
>
霊験
>
あらたか
ふりがな文庫
“
霊験
(
あらたか
)” の例文
禰宜 人妻にしては、
艶々
(
つやつや
)
と
所帯気
(
しょたいげ
)
が
一向
(
いっこう
)
に見えぬな。また所帯せぬほどの
身柄
(
みがら
)
とも見えぬ。
妾
(
めかけ
)
、てかけ、
囲
(
かこい
)
ものか、これ、
霊験
(
あらたか
)
な神の
御前
(
みまえ
)
じゃ、明かに申せ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ところがここに困ったことは、薬草採りという奴が、おおかた
都会
(
みやこ
)
の人間でな、お山の
霊験
(
あらたか
)
さを
弁
(
わきま
)
えていない。そこでお山中を駈け巡り、木を仆したり、土を掘ったり、荒らして荒らして荒らし廻る。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
(とろりと酔える目に、あなたに、
階
(
きざはし
)
なるお沢の姿を見る。
慌
(
あわただ
)
しくまうつむけに
平伏
(
ひれふ
)
す)ははッ、
大権現
(
だいごんげん
)
様、御免なされ下さりませ、御免なされ下さりませ。
霊験
(
あらたか
)
な
御姿
(
おすがた
)
に対し
恐多
(
おそれおお
)
い。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
霊
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
験
常用漢字
小4
部首:⾺
18画
“霊験”で始まる語句
霊験記
霊験蹇仇討