霊場れいじょう)” の例文
旧字:靈場
なににしろ婦女おんな亀鑑かがみとしてられた御方おかた霊場れいじょうなので、三浦家みうらけでも代々だいだいあそこを大切たいせつ取扱とりあつかってたらしいのでございます。
坂東ばんどう第二番の巡拝所じゅんぱいじょ、名高い霊場れいじょうでございますが、唯今ただいまではとんとその旧跡きゅうせきとでも申すようになりました。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その寺がこの霊場れいじょうでは一番収入の多い寺で、日本でも阿弥陀様を祀ってあるお寺は収入が多うございますが、奇態にこのチベットでもそういうような事になって居って大変な上り物です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)