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雅馴
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がじゅん
ふりがな文庫
“
雅馴
(
がじゅん
)” の例文
この二つは突差の用語だからもっと
雅馴
(
がじゅん
)
なものがあれば改めるが、つまり限界と面積とを持つ地名と、単にあのあたりと指していうのみで
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
南郭龍門の二家は不忍池の文字の
雅馴
(
がじゅん
)
ならざるを嫌って其作中には之を篠池と書している。星巌及び其社中の詩人は蓮塘と書し又杭州の西湖に擬して小西湖と呼んだ。
上野
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
余は書においては
皆無鑒識
(
かいむかんしき
)
のない男だが、平生から、
黄檗
(
おうばく
)
の
高泉和尚
(
こうせんおしょう
)
の
筆致
(
ひっち
)
を愛している。
隠元
(
いんげん
)
も
即非
(
そくひ
)
も
木庵
(
もくあん
)
もそれぞれに面白味はあるが、
高泉
(
こうせん
)
の字が一番
蒼勁
(
そうけい
)
でしかも
雅馴
(
がじゅん
)
である。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
明治の初年詩文の流行を極めた頃、小野湖山は向島の文字を
雅馴
(
がじゅん
)
ならずとなし、其音によって
夢香洲
(
むこうしゅう
)
の三字を考出したが、これも久しからずして忘れられてしまった。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
雅
常用漢字
中学
部首:⾫
13画
馴
漢検準1級
部首:⾺
13画
“雅”で始まる語句
雅
雅致
雅楽
雅楽頭
雅典
雅味
雅邦
雅号
雅懐
雅人