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随一
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ずいいち
ふりがな文庫
“
随一
(
ずいいち
)” の例文
旧字:
隨一
壮士連はことごとく子路の明快闊達に推服した。それにこの頃になると、既に子路の名は孔門
随一
(
ずいいち
)
の快男児として天下に
響
(
ひび
)
いていた。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
一言にしていえば、ロロー殿下は海底大陸における
随一
(
ずいいち
)
のインテリでもあり、また随一の冒険児でもあったのだ。
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
為替
(
かわせ
)
してきらめくものを
掴
(
つか
)
ませて、のッつ
反
(
そ
)
ッつの
苦患
(
くげん
)
を見せない、
上花主
(
じょうとくい
)
のために、商売
冥利
(
みょうり
)
、
随一
(
ずいいち
)
大切な
処
(
ところ
)
へ、偶然
受取
(
うけと
)
って行ったのであろうけれども。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
虫の中でも人間に評判のよくないものの
随一
(
ずいいち
)
は
蛆
(
うじ
)
である。「蛆虫めら」というのは最高度の
軽侮
(
けいぶ
)
を意味するエピセットである。これはかれらが
腐肉
(
ふにく
)
や
糞堆
(
ふんたい
)
をその定住の
楽土
(
らくど
)
としているからであろう。
蛆の効用
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“随一”の意味
《名詞》
随一(ずいいち)
多くのもののなかの一つ。
多くのなかの一番。
(出典:Wiktionary)
随
常用漢字
中学
部首:⾩
12画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
“随一”で始まる語句
随一人