むづかし)” の例文
旧字:
いつもかう御元気ごげんきが無くて、おむづかしいお顔面かほつきばかりなすつてゐらつしやるのは、どう云ふものかしらんと、陰ながら御心配申してをるので御座いますが
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「それでもこの二三年はどうも御気分がおすぐれ遊ばしませんので、おむづかしいお顔をしてゐらつしやるのでございます」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)