トップ
>
阿父
>
おやぢ
ふりがな文庫
“
阿父
(
おやぢ
)” の例文
そのぼんやりし過ぎた事を言つたのはタゴールの賢い
所以
(
ゆゑん
)
で、彼は日本の
阿父
(
おやぢ
)
や
阿母
(
おふくろ
)
が余り理想的で無い事をよく知つてゐるのだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
早い話が
阿父
(
おやぢ
)
のやうな
壓制君主
(
あつせいくんしゆ
)
までも、此處だけは
治外法權
(
ぢぐわいはふけん
)
として、何等の
侵略
(
しんりやく
)
を
加
(
くは
)
へ得ない奴さ。
痛快
(
つうくわい
)
だ。いや、出まい。蟹も穴籠をしてゐた方が安全だからな。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
阿父
(
おやぢ
)
の大事な桜の木を
伐
(
き
)
つて、嘘一つ
吐
(
つ
)
き得なかつたジヨオージ・ワシントンが先づそれで、食事をするにはいつも
肉刀
(
ナイフ
)
で済ましてゐた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
と、いふのは、「
阿父
(
おやぢ
)
のやうにあれ」とか、「
阿母
(
おふくろ
)
のやうにあれ」とか、いふのとは違つて、少しぼんやりし過ぎてゐる。
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
と言ふのは「
阿父
(
おやぢ
)
のやうにあれ」とか「
阿母
(
おふくろ
)
のやうにあれ」とか言ふのとは違つて、少しぼんやりし過ぎてゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
「見窄らしいよ、何と言つたつて見窄らしいよ。」と友達は
暴
(
やけ
)
になつて
喚
(
わめ
)
いた。「第一君の
阿父
(
おやぢ
)
の事を考へて見給へ、
阿父
(
おやぢ
)
さんは何処へ出るにもちやんとした
身装
(
みなり
)
をしてゐたよ。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「だが、君、今僕の着込んでるのは、その
阿父
(
おやぢ
)
の服なんだよ。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“阿父”で始まる語句
阿父様
阿父樣