阿父おとつさん)” の例文
昨夜ゆうべ阿父おとつさん阿母おつかさんと話していらしつたんですよ、早く其様さうめて松島様の方へ挨拶あいさつしなければ、此方こちらも困まるし、大洞おほほらの伯父さんも仲に立つて困まるからつて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
何程どれほど一人で心を痛めたかしれないワ——貴嬢の阿父おとつさんは篠田さんを敵の如く憎んで居らつしやるんですとねエ——まア、うしたらいんでせう——梅子さん
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「オヽ、梅子」とお加女は顧み「お前さんはだおつに御目にかゝるんでしたネ、此方このかた阿父おとつさんの一方ならぬ御厚情にあづかる、海軍の松島様で——御不礼ごぶれい無い様に御挨拶ごあいさつを」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)