阿母おつかさん)” の例文
れも皆な先生の御蔭様おかげさまなんですからねエ——其れに阿母おつかさん、兼さんから消息おたよりがありましテ、私、始終しじゆう気になりましてネ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
晩餐を果てて、三人燈下に物語りつゝあり、「何だか、阿母おつかさん、先生が御不在ともや、其処そこいらが寂しいのねエ」と、お花は、篠田の書斎のかたかへりみつゝ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
昨夜ゆうべ阿父おとつさん阿母おつかさんと話していらしつたんですよ、早く其様さうめて松島様の方へ挨拶あいさつしなければ、此方こちらも困まるし、大洞おほほらの伯父さんも仲に立つて困まるからつて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)