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阿曾
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あそ
ふりがな文庫
“
阿曾
(
あそ
)” の例文
新字:
阿曽
ところがここの陣々にある
阿曾
(
あそ
)
、名越、大仏、佐介、金沢、塩田などの諸将はみな北条の一族やら
譜代大名
(
ふだいだいみょう
)
なので、ともすれば
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
阿曾
(
あそ
)
ノ
弾正
(
だんじょう
)
時治
(
ときはる
)
、長崎
高真
(
たかざね
)
、
佐介貞俊
(
さかいさだとし
)
、以下いずれも、去年の千早包囲軍をひきいていた鎌倉方の首将や侍大将たちで、そのご奈良へ逃げ籠り、また奈良で敗れて
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ご一族では、
阿曾
(
あそ
)
ノ
弾正少弼
(
だんじょうしょうひつ
)
、名越遠江守、
大仏陸奥守
(
おさらぎむつのかみ
)
、
伊具
(
いぐ
)
ノ右近大夫、長崎四郎左衛門」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
阿曾
(
あそ
)
ノ宮は、山伏姿となって吉野の奥へ
奔
(
はし
)
り、妙法院ノ宮
宗良
(
むねなが
)
は、湖を渡って、
遠江
(
とおとうみ
)
方面へ落ちてゆかれた。——すべて離散の人もみな
霏々
(
ひひ
)
たる
枯葉
(
こよう
)
の行方と変りがない。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
というよりも、
阿曾
(
あそ
)
、長崎、
大仏
(
おさらぎ
)
、二階堂の諸大将二万余騎ともいわれるここの大軍は、千早の城ただひとつに、意地でもとする攻略の妄念に吸いつけられていたのだろう。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「いや、楠木が暴れ出よう、追討ちかけよう。また
寄手
(
よせて
)
の十二大将、
阿曾
(
あそ
)
、金沢、大仏、
淡河
(
おごう
)
、二階堂
道蘊
(
どううん
)
などは、みな北条歴々の大将ゆえ、指令に従わぬとでもいう
惧
(
おそ
)
れか」
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
阿曾
(
あそ
)
、長崎らの諸大将は、ひとまず南都興福寺に拠って、残兵をかりあつめ
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
曾
部首:⽈
12画
“阿曾”で始まる語句
阿曾弾正
阿曾倉監物
阿曾弾正少弼