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阿房
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あほ
ふりがな文庫
“
阿房
(
あほ
)” の例文
太子はいつまで働いても
埒
(
らち
)
が明かず、
阿房
(
あほ
)
らしくなって妃に
後
(
おく
)
るる数日、これまた帰国し、サア妃を打とうと取り掛かる。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
釈迦
(
しゃか
)
の弟子の中で
迦留陀夷
(
かるだい
)
というのが、教壇の上で
穢語
(
えご
)
を放って今に遺り伝わっているが、迦留陀夷のはただ
阿房
(
あほ
)
げているので、増賀のは其時既に衰老の年であったが
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ロメーンズの『動物の智慧』十一章に挙げた諸例を見ると、豕を
阿房
(
あほ
)
の象徴とするなどは以てのほかと見える。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
悪口をいえば骨董は死人の
手垢
(
てあか
)
の附いた物ということで、余り心持の好いわけの物でもなく、大博物館だって
盗賊
(
どろぼう
)
の手柄くらべを見るようなものだが、そんな
阿房
(
あほ
)
げた論をして見たところで
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
賢人憂苦多く
阿房
(
あほ
)
は常に飛び廻るようなものか。ただしかかる断定は野生の猴を多く見て始めて下すべく、人手に入れたもののみを観察して為し得べきでない。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
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ソロモン
落魄
(
らくはく
)
して、乞食し「説法者たるわれはかつてエルサレムでイスラエルに王たりき」と言い続く、たまたま会議中の師父輩が聞き付けて、
阿房
(
あほ
)
の言う事は時々変るに
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
皆まで
阿房
(
あほ
)
でないらしい(『
大英百科全書
(
エンサイクロペジア・ブリタンニカ
)
』十一版、美術と音楽の条参照)。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
房
常用漢字
中学
部首:⼾
8画
“阿房”で始まる語句
阿房宮
阿房陀羅経
阿房鳥
阿房払
阿房蝉
阿房鴉