閔子騫びんしけん)” の例文
てきぱきした実務家の冉有ぜんゆう。温厚の長者閔子騫びんしけん穿鑿せんさく好きな故実家の子夏しか。いささか詭弁派的きべんはてき享受家きょうじゅか宰予さいよ気骨きこつ稜々りょうりょうたる慷慨家こうがいか公良孺こうりょうじゅ
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
費は、季氏の領内でも難治の邑として知られ、閔子騫びんしけんなどのような優れた人物でも、完全には治めかねたところである。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
或いは支那シナ閔子騫びんしけんが、継母ままははに憎まれて着せられたというような、あし穂綿ほわたなども使われていたろうかと思うが、少なくとも木綿の綿はまるで無く、筑紫綿つくしわたとも言わるる絹の真綿まわた
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
魯の大夫季氏が閔子騫びんしけんの代官に任用したいと思って、使者をやった。すると、閔子騫は、その使者にいった。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
……そういえば、孔夫子が眼に入れても痛くないほど愛していられる顔回をはじめ、子路、閔子騫びんしけん冉伯牛ぜんはくぎゅうといったような連中は、みんな魯の生れだ。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
閔子騫びんしけんは何という孝行者だろう。親兄弟が彼をいくらほめても、誰もそれを身びいきだと笑うものがない。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
顔渕、閔子騫びんしけん冉伯牛ぜんはくぎゅう、仲弓の四人は並んで腰を下したが、めいめいに何か考えに耽っているようだった。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
徳行にすぐれたのが顔渕・閔子騫びんしけん・冉伯牛・仲弓、言論に秀でたのが宰我・子夏、政治的才能できこえたのが冉有・季路、文学に長じたのが子游・子夏であった。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)