“穂綿”の読み方と例文
読み方割合
ほわた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文政十一年の秋ももう暮れかかる九月二十一日朝の四つ半頃(午前十一時)で、大師河原のあし穂綿ほわたは青々と晴れた空の下に白く乱れてなびいていた。
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
或いは支那シナ閔子騫びんしけんが、継母ままははに憎まれて着せられたというような、あし穂綿ほわたなども使われていたろうかと思うが、少なくとも木綿の綿はまるで無く、筑紫綿つくしわたとも言わるる絹の真綿まわた
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)