“閑潰”の読み方と例文
読み方割合
ひまつぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんやと思うたら句読点かいな、そんなもの漢文には要るかも知れへんが、浄瑠璃には要らんこつちや、つまり閑潰ひまつぶしやな。」
探偵小説は十八世紀の末葉、仏蘭西フランス巴里パリに居住する有閑婦人が、当時の社交界に横行するスパイ連中の秘密戦術に興味を駆られて、閑潰ひまつぶしに創作し初めたものに萌芽しているという。
探偵小説の正体 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
希臘人は煙草の代りに欠伸あくびをしてゐたか、哲学を研究してゐたか知らないが、煙草が出来てから、人間は初めて閑潰ひまつぶしの所在なさを隠すことが出来るやうになつた。