“閑寂(しづか)” の例文
庭(には)の油蝉(あぶらぜみ)が暑(あつ)くなれば暑(あつ)くなる程(ほど)酷(ひど)くぢり/\と熬(い)りつけるのみで、閑寂(しづか)な村落(むら)の端(はし)に偶(たま/\)遭(あ)うた※弟(きやうだい)はかうして只(たゞ)餘所々々(よそ/\)しく相對(あひたい)した。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「閑寂(しづか)なのも可いけれど、外に客と云ふ者が無くて、全(まる)でかう独法師(ひとりぼつち)も随分心細いね」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)