“開闔”の読み方と例文
読み方割合
かいこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永享元年四十三歳の年、八月二十五日、後花園天皇の勅によって、撰集の御沙汰ごさたが下った。尭孝は和歌所の開闔かいこう、撰者は飛鳥井雅世まさよであった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
開闔かいこう いにしえより有り。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
仰せをこうむったのは和歌所の寄人たちであり、事務には和歌所の開闔かいこう家長が何かとあずかっているから、和歌所の設立は撰集事業の前ぶれであったといえなくもない。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)