鎮遠ちんえん)” の例文
魏の鎮遠ちんえん将軍岑威しんいは、この夜、蜿蜒たる輜重隊しちょうたいを率いて、隴西の方から谷をめぐり山をかけて、真夜中までには、北原の城外まで行き着かんものと急いでいた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひときわすぐれて目立ちたる定遠ていえん鎮遠ちんえん相連あいならんで中軍を固め、経遠けいえん至遠しえん広甲こうこう済遠さいえんは左翼、来遠らいえん靖遠せいえん超勇ちょうゆう揚威よういは右翼を固む。西に当たってさらにけぶりの見ゆるは、平遠へいえん広丙こうへい鎮東ちんとう鎮南ちんなん及び六隻の水雷艇なり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
鎮遠ちんえん将軍趙雲。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)