“鎮守様”の読み方と例文
読み方割合
ちんじゅさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これが豆腐とうふなら資本もとでらずじゃ、それともこのまま熨斗のしを附けて、鎮守様ちんじゅさまおさめさっしゃるかと、馬士まごてのひら吸殻すいがらをころころる。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
... これからはちょうどお花見になって向島でも上野でもどんなに人が出てにぎやかだろう」お代「鎮守様ちんじゅさまのお祭りより賑やかなの」伯母おば
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
去年満が腸チブスとか何とかいう病気をわずらったと聞いた時お代は毎日向う畑の鎮守様ちんじゅさまにお百度を上げた位です。それが今になって満に嫌われたとなったらあの子がどうするか知れやあしない。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)