“鋳上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いあ50.0%
いあが50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
続いて起ったのは、実業家の林敬五郎はやしけいごろうでした。四十前後の鋼鉄で鋳上いあげたような精悍な感じのする男で、無髥むぜんの唇を拭きながら、張り切った調子で始めます。
其処そこに幾人かの工人が鋳上いあがつた翁の製作の何かの銅像を運んで来たので、翁は一寸ちよつと立つて扉口とぐちの方へかれた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)