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無髥
ふりがな文庫
“無髥”の読み方と例文
読み方
割合
むぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むぜん
(逆引き)
その紫色の煙幕を隔てて、有名なモジャモジャ頭と、
無髥
(
むぜん
)
の、どことなく愛嬌のある混血児の様な顔と、その癖鋭い目とがあった。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
続いて起ったのは、実業家の
林敬五郎
(
はやしけいごろう
)
でした。四十前後の鋼鉄で
鋳上
(
いあ
)
げたような精悍な感じのする男で、
無髥
(
むぜん
)
の唇を拭きながら、張り切った調子で始めます。
奇談クラブ〔戦後版〕:13 食魔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
三十五六歳の、
無髥
(
むぜん
)
の男だ。これという特徴もない。その顔の所々に、熱い蝋にやけどをして、異様な
斑紋
(
はんもん
)
が現れている。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
無髥(むぜん)の例文をもっと
(2作品)
見る
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
髥
漢検1級
部首:⾽
14画
“無”で始まる語句
無
無暗
無頓着
無理
無垢
無花果
無事
無聊
無造作
無慙
“無髥”のふりがなが多い著者
江戸川乱歩
野村胡堂