“むぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無髯87.5%
無髥12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
扉をしめた提督は、ふと気がついたらしく、後をふりかえった。無髯むぜんの提督の顔は、不審そうに歪んでいた。そして彼は、呟いた。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
するとその下から、今までのしかつめらしい博士とは似てもつかぬ、のっぺりとした無髯むぜんの悪相が現れて来た。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その紫色の煙幕を隔てて、有名なモジャモジャ頭と、無髥むぜんの、どことなく愛嬌のある混血児の様な顔と、その癖鋭い目とがあった。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
誰も、その顔を知らなかった。三十五六歳の、無髥むぜんの男だ。これという特徴もない。その顔の所々に、熱い蝋にやけどをして、異様な斑紋はんもんが現れている。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)