なまく)” の例文
怖ろしくんびりした男である。看板には「御たましい研所とぎどころ」と高言しているが、こんな男に武士の魂を研がせたら、とんだなまくがたなになってしまうのではあるまいか——一応案じられもする。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)