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釣銭
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つりせん
ふりがな文庫
“
釣銭
(
つりせん
)” の例文
旧字:
釣錢
そしてそれを帯の間へまるめ込んで置き、帰ったときにはそれを、そのまま、
釣銭
(
つりせん
)
の中に加えて祖母の前に出すのであった。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
外に出て買う時に限って
敷島
(
しきしま
)
を吸うのは、十銭銀貨一つ
投
(
ほう
)
り出せば、
釣銭
(
つりせん
)
が
要
(
い
)
らずに便利だからである。朝日よりも
美味
(
うま
)
いか
如何
(
どう
)
か、私には解らぬ。
文士の生活:夏目漱石氏-収入-衣食住-娯楽-趣味-愛憎-日常生活-執筆の前後
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
釣銭
(
つりせん
)
をまちがえることもないので、気に入ったから買いましょう、といった。
おじいさんのランプ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
それきり後がどうなったことやら分らなかったが、気が付いてみると、いつか自分は新国道のバスの停留所の前に来て、さっき床屋で受け取った
釣銭
(
つりせん
)
の銀貨を、まだしっかりと手の中に握っていた。
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それはこうした特殊な場合でなくても、二銭や三銭の
釣銭
(
つりせん
)
は取らない人の多かったことによっても知られると思う。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
“釣銭”の意味
《名詞》
「釣り銭」を参照。
(出典:Wiktionary)
釣
常用漢字
中学
部首:⾦
11画
銭
常用漢字
小6
部首:⾦
14画
“釣”で始まる語句
釣
釣瓶
釣竿
釣合
釣魚
釣鐘
釣殿
釣棹
釣針
釣台