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金丸
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かなまる
ふりがな文庫
“
金丸
(
かなまる
)” の例文
同じ家中に剣術
指南
(
しなん
)
番で
金丸
(
かなまる
)
湛左衛門という者がいて、これが銀之丞の妹春枝を嫁に望んできたが、良からぬ人物なので断ったところ
武道宵節句
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
一人は越後から京都に乗出して、嵯峨野の片ほとりに
豪奢
(
ごうしゃ
)
な邸宅を構え、京、大阪の美人を漁りまわしていた
金丸
(
かなまる
)
長者と呼ばれる半老人であった。
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
初て往った頃は、前田家が宰相
慶寧
(
よしやす
)
、伊達家が亀三郎、牧野家が
金丸
(
かなまる
)
、小笠原家が
豊千代丸
(
とよちよまる
)
、黒田家が少将
慶賛
(
よしすけ
)
、本多家が
主膳正
(
しゅぜんのかみ
)
康穣
(
やすしげ
)
の時であっただろう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
私は幼年時代に、ここの
金丸
(
かなまる
)
といふ親戚の呉服屋さんへ遊びに来た事があるが、四つくらゐの時であらうか、村のはづれの滝の他には、何も記憶に残つてゐない。
津軽
(新字旧仮名)
/
太宰治
(著)
その昔
金丸
(
かなまる
)
氏の家臣
杉浦吉之丞
(
すぎうらきちのじょう
)
の後家
美和女
(
みわじょ
)
、施しを好み心掛けのやさしい婦人でありました。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
隊長は、
神代直人
(
くましろなおと
)
、副長格は小久保
薫
(
くん
)
、それに市原小次郎、富田
金丸
(
かなまる
)
、石井
利惣太
(
りそうた
)
なぞといういずれも人を斬ることよりほかに能のないといったような、いのち知らずばかりだった。
流行暗殺節
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
堀部安兵衛の
舅
(
しゅうと
)
の弥兵衛
金丸
(
かなまる
)
なのである。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
“金丸”で始まる語句
金丸五郎
金丸商店
金丸恭順
金丸按司添