“かなまる”の漢字の書き方と例文
カタカナ:カナマル
語句割合
金丸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は幼年時代に、ここの金丸かなまるといふ親戚の呉服屋さんへ遊びに来た事があるが、四つくらゐの時であらうか、村のはづれの滝の他には、何も記憶に残つてゐない。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
その昔金丸かなまる氏の家臣杉浦吉之丞すぎうらきちのじょうの後家美和女みわじょ、施しを好み心掛けのやさしい婦人でありました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
隊長は、神代直人くましろなおと、副長格は小久保くん、それに市原小次郎、富田金丸かなまる、石井利惣太りそうたなぞといういずれも人を斬ることよりほかに能のないといったような、いのち知らずばかりだった。
流行暗殺節 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)