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野晒
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のざら
ふりがな文庫
“
野晒
(
のざら
)” の例文
彫りも見ごと、
啖呵
(
たんか
)
も見事、背いちめんの
野晒
(
のざら
)
し彫りに、ぶりぶりと筋肉の波を打たせて、ぐいと大きくあぐらを
掻
(
か
)
きました。
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「よくごらんなされ、ここが——」と十左衛門は杖で地面を打った、「ここが七十郎の
死躰
(
したい
)
を捨てたところです、七十郎はここで、
野晒
(
のざら
)
しになったのですぞ」
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
誰にも知られず誰にも顧みられず、あのように静かに死ねるものなら……彼は散歩の途中、いつまでも
野晒
(
のざら
)
しになっている小さな死骸を、しみじみと
眺
(
なが
)
めるのだった。
永遠のみどり
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
「大体そんなものでございますが、また、そんな簡単な
理由
(
わけ
)
からでもございません。どうせ只今限り、
野晒
(
のざら
)
しとなるお身の上、かいつまんで
回向
(
えこう
)
がわりにお話し致してしまいましょう。実はなんで……」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「山者は仕方がないわ、
野晒
(
のざら
)
しさ、あたしだってね。」
舌を噛み切った女:またはすて姫
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
▼ もっと見る
そこらに
朽
(
く
)
ち果てた
野晒
(
のざら
)
しとも違うようです。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
晒
漢検準1級
部首:⽇
10画
“野晒”で始まる語句
野晒悟助