郭璞かくはく)” の例文
𤞵字音豹と『康煕字典』にあるのみ、説明がない。しかしかんかんと同音故、獾の字を𤞵と書いたと見える。郭璞かくはくの『爾雅』註に猯と獾を一物とす。
稗海はいかい』に、晋の趙固の馬、病みしを郭璞かくはくの勧めにより猴と馴れしめて癒えたとあるに基づくといえど、『梅村載筆』には猿を厩に維ぐは馬によしという事、『周礼註疏』にありと記す。
また支那で虎を李耳りじと称う、晋の郭璞かくはくは〈虎物を食うに耳にえばすなわちむ、故に李耳と呼ぶ、そのいみなに触るればなり〉、漢の応劭おうしょうは南郡の李翁が虎に化けた故李耳と名づくと言ったが