遺骸むくろ)” の例文
遺骸むくろを奉じて埠頭ふとうを去る三マイルなるパセパンシャンの丘巓きゅうてんに仮の野辺送りをし、日本の在留僧釈梅仙を請じてねんごろに読経供養し
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
捕吏とりての中には三吉始め富五郎の顔を見知った者も多かったから、紛れもなくお探ね者の卍の遺骸むくろとは皆が一眼で看て取ったものの、残念ながら天命とあっては致し方がない。